ムーミンママのお料理の本
サミ・マリラ著/渡部翠訳
絵と引用文:トーベ・ヤンソン
講談社
昨日に引き続き、物語のお料理本です。
映画とか物語とかに登場する食べ物のシーンってとっても好きで、
後々まで印象に残ってることが多いです。
日本の物語ではそんな思い出は少ないですが、外国のものは食べるシーンがよく登場するような気がします。
ムーミン谷の世界も大好き。
ついでにこれも。物語の食べ物といえば、こちらもはずせない。
赤毛のアンのお料理ノート
本間三千代・トシ子
文化出版局
ムーミンママが作ったであろうお料理のレシピ集です。
レシピといっても、分量のほかは大雑把な作り方のみ。
お料理の出てくるシーンの引用と、トーベ・ヤンソンの挿絵が随所に配されています。
実際にお話の中に登場する料理にくわえて、ムーミンママが作っていそうなお料理という感じですね。
フィンランドの素朴な食卓が浮かびます。「さあ、めしあがれ」って。
チャプターはシチュエーションごとに分かれています。
朝・昼・夕食のほか、「夏の夕べに」「お庭のパーティ」「収穫祭」「冬の夜に」など…。
イラストの中のストーブの形とか、いちいち気になります。
食べてるシーンって、幸せな気持ちになる。
スナフキンとミイって兄妹なんですって。知ってました?
物語の食べ物といえば、記憶に残っている最初の印象は、
小さい頃読んだ本の中にでてくる「牛乳で煮たじゃがいも」でした。
何のお話かすっかり忘れてしまったんですが、じゃがいもを牛乳で煮て暖まるというようなシーンだったと思います。薪で火を焚きながらでこぼこの寸胴鍋と木べらで作っているところを想像したものです。
「赤毛のアンのお料理ノート」は物語を思いだしながら眺めるには楽しい本です。
いくつかのこんな写真も。レシピにはイラストも写真も添えられていなくて、文章のみでの紹介です。
いちご水やさくらんぼの砂糖漬け、ダイアナと作ったタフィ、香料と間違えて痛み止め薬を入れちゃったレヤーケーキも。
ブックデザインが若干、残念な感じですが…
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